「自撮り」は芸術だ!? 美術館までが続々登場!? |
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2018年 04月 29日
日本経済新聞 電子版は2018年04月27日に、米国で「美術館(Museum)」の概念を打ち破る施設が続々と誕生していると報告した。 館内を占拠するのはカラフルなアート作品の数々。 スマートフォン(スマホ)で自分も写り込んだ「作品」を二次創作し、ソーシャルメディアに投稿するまでが、今どきの楽しみ方だという。巨匠の作品をただ眺めるだけではつまらない。「セルフィー(自撮り)」世代がアートをアミューズメントに変えていくと伝えている。 もともとアメリカは、ヨーロッパの博物館や美術館の概念を破壊し、簡単に潰す。 つまり、アメリカは消化し、消える博物館を開発した。 ヨーロッパの博物館や美術館は、なんとか残す事が重要である。 以前、NTTが西新宿に作った博物館が閉鎖されると大騒ぎしていた女性がいた。 私は、民間企業が作った博物館は、少し苦しくなると閉鎖されるというと、怒り狂っていたが、あまりにも現実を知らないキュレーターに驚いたことがある。 ヨーロッパの民間企業の博物館は、苦しくなると土地から建物、全コレクションを国や州に寄付をする。 手元に、アントワーペンで初めて産業化した印刷会社プランタンの2代目が、経営が苦しくなって、土地から建物、全コレクションをアントワーペンの市に寄付した時の記念出版物を持っている。 マインツの貴族ロッペル・アロイ(Ruppel Aloys)が作ったグーテンベルグ博物館も、ラインランド・ファルツ州に博物館の全財産を寄付している。 米ロサンゼルス郊外にあるグレンダーレ(Glendale)市に2018年04月01日開館した新しいミュージアムは、その名も「ザ・ミュージアム・オブ・セルフィー(The Museum of Selfie/自撮り美術館)」がある。 記者が受付で事前予約していたチケットを見せると、パステルカラーの自撮り棒(セルフィースティック)を渡された。館内には壁中に白と黒のしま模様が書かれた部屋や、大きなハンバーガーや寿司の模型もある。そう、ここは「セルフィーを撮らなきゃ始まらない」場所なのだという。 逆に、フィエレンツエのウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)は、どの絵を取っても美術館の目玉になる絵が、壁に所狭しと展示している。 それは、メディチ家の栄華の結果である。 2016年夏にニューヨークで1カ月間だけ開いた「MOIC(Museum Of Ice Cream/ミュージアム・オブ・アイスクリーム/アイスクリーム美術館)は、3万枚用意したチケットが5日間で完売。ロサンゼルスを経て、現在はサンフランシスコとマイアミで開催している。チケットは大人1人US$38(2018年04月時点)とサンフランシスコ近代美術館のUS$25よりも高いが、人気は絶えない。 全てが金儲け?! アンディー・ウォホール(Andy Warhol)が、地下に紙幣の印刷機があると言った。 ビル・ゲイツ(Bill Gates)が、金こそ命を実践した。 2人共、アーティストかもしれない。 音楽では、ロックとエレキギターを開発した。
by jiten4ujp
| 2018-04-29 16:32
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