足跡の化石が、1億1000万年前のトカゲも二足走行を示唆。 |
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2018年 02月 18日
AFPは2018年02月16日に、走る際に4足走行から2足走行に一瞬で切り替えることができる一部トカゲの能力は、速力を出す必要性によって進化したものと考えられているが、これは最近に始まったことではないとする研究論文が2018年02月15日、発表されたと報告した。 韓国ソウル大学(Seoul National University)の李隆濫(Lee Yuong-Nam)古脊椎動物学教授らの研究によると、韓国で発見された小型のイグアナの祖先が残した足跡化石の調査から、恐竜が地球を支配していた1億1000万年前には、すでにトカゲたちが後ろ足で走り回っていたことが明らかになったという。 「採集したトカゲの足跡はずっと博物館に保管していたが、2年前にこの足跡のある板状泥岩をようやく再調査した。新たな視点から調べ直したところ、足跡は非常に典型的な現生種トカゲの足の形態的特徴を持つことが分かった。」とAFPの取材に語った。 李教授によると、この足跡は知られている限りで世界最古のトカゲの足跡であることが判明したという。足跡を残した動物はイグアナの祖先である可能性が高く、尾を除く全長は約6.8cmだった。 その検証は必要だろう。 「足跡の化石は、動物の行動の痕跡を直接的に示す」と話す李教授は、「一部現生種のトカゲは2足で走ることができるが、今回の発見によって、この能力がいつ発達したかが初めて明らかになった」と指摘している。 通常では、前足より長い後ろ足を持つトカゲが、走る速度まで加速する場合に二足走行を見ることができる。 板状泥岩には前足より後ろ足の足跡の方が多く残されていた。これは2足で走るの場合と一致する。足跡の並び方と分散具合にも同じ特徴がみられた。 イギリスの科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された論文によると、これらの分析結果により、研究チームは足跡が「2足で走っているトカゲによって残された。」と結論付けることができたのだという。これは「進化の早い段階でトカゲが二足走行が可能であったことを示唆する、」と述べている。
by jiten4ujp
| 2018-02-18 15:03
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