ポーランド政府の啓発動画「ウサギのように子を産もう」 に非難殺到! |
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2017年 11月 11日
AFPは2017年11月10日に、敬虔(けいけん)なカトリック教徒の多いポーランドは、ヨーロッパでも出生率が最低水準にあり、急激な人口減少に直面している。 愛国主義的な理念を掲げる右派の与党「法と正義(PiS)」は2015年に政権の座に就いて以降、出生率を上げようとさまざまな対策を導入しており、ポーランド政府が制作した「ウサギのように子どもを産もう」と国民に呼び掛ける啓発動画もその一環で作成されたものだったが、激しい批判の声が殺到していると報告した。 30秒間の動画は、報道によれば保健省が270万ズロチ(約8400万円)をかけて制作した。十数匹のウサギが芝生の上を跳ね歩き、ニンジンやキャベツをむしゃむしゃ食べている映像にのせて、健康的な生活の促進と出生率の向上を国民に訴えている。サングラスをかけてあくびをするウサギや、逆さまに置かれたカクテルグラスの上から飛び降りるウサギも登場する。 「僕たちウサギは、子孫をたくさん増やす方法を幾つか知っている」と、ウサギの声を当てている男性ナレーターが語り始める。 「僕らの秘密を知りたい? まず第一に、ウサギはあちこち動き回る。第二に、よく食べる。第三に、ささいなことでくよくよしない。第四に、酒を飲んで騒いだりしない。」とナレーションは説明。「だから、子どもが欲しいなら僕らを見習ってごらん。いいかげんなことを言っているわけじゃないよ。だって、僕の父さんには63匹も子どもがいるんだ!」と呼び掛けている。 保健省はこの啓発動画を今年いっぱい公開する方針だが、「侮辱的」「幼稚」「無責任」などの不快感や批判の声が相次いでいる。医師で保健相を務めた経験のあるエバ・コパチ(Ewa Kopacz)前首相は、動画の制作にかかった費用について、PiS政権が昨年削減した体外受精の助成金に充てて不妊に悩むカップルを援助したほうが有益だったと非難した。 それにしてもウサギのような生活で子供を増やそうというのは---- ウサギは殺されて、食べられることもあるので、子孫繁栄の自然の法則に従った多産なのかもしれない。 子供を増やせという割に、ポルノを規制している方が、不思議である。 また、政府は、下半身まで法律で管理しようというのも、さらに不思議である。 第一、セックスについて政治家が真剣に話し合っている会議は、一般公開すべきだろう。 それは、もう滑稽で、シュールな世界である。 例えば、今回のウサギの動画で、子供お増やすと啓発するという議題で、どんな意見が出たか見てみたい。そしてmその経過を見て、次の選挙に挑みたい。
by jiten4ujp
| 2017-11-11 09:39
| 性とメディア
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