中国人が描いた日本人引き揚げの「記憶」 |
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2017年 10月 01日
AFPは2017年09月30日に、東方新報からの情報として、終戦後に中国大陸から引き上げる日本人を描いた57歳の中国人画家王希奇(Wang Xiqi)の展覧会が東京で始まったことを記念して、「芸術で如何に歴史的記憶を表現するか」と題したシンポジウムが2017年09月28日に、東京都千代田区の城西大学(Josai University)で開かれたと報告した。 中国人画家王希奇が、7年近い歳月をかけて完成させた『一九四六』という絵画は、灰色の海が広がる港で、引揚者の日本人たちが帰国する船に向かって歩いている。 小さな子どもの姿も多く、母親に抱えられている乳飲み子もいる。 疲れた表情や、無表情の人たちが、高さ3m、長さ20mの作品の中を黙々と歩いている。 テーマは、中国・遼寧省(Liaoning)葫藘島港(Huludao)から、105万人を超える日本人の大送還。 2011年から7年近い歳月かけて完成させた。 中国人画家王希奇は、遼寧省錦州市(Jinzhou)生まれで、葫藘島港からもそう遠くない。「1946年の冬、港は日本人でいっぱいだった」と祖父から聞かされたことがあったという。絵を描くきっかけになったのは、ある1枚の写真だった。 写真には、骨つぼを抱える幼い日本人の子どもが写っていた。
by jiten4ujp
| 2017-10-01 17:28
| 戦争と平和
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