原子力発電所の廃炉ビジネス時代が到来! |
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2017年 05月 30日
日本経済新聞 電子版は2017年05月30日に、原子力発電所建設ビジネスは、東芝の崩壊的現状で、時代に逆行していることが証明された。 ところが、福島原発の崩壊で、原子力発電所の廃炉は巨額のビジネスになることが明らかになった。 日立製作所が中部電力の浜岡原子力発電所廃炉事業に参画することが明らかになった。 日本は原発の運転期間が原則40年となり、ドイツは脱原発に突き進む。 これから日欧で廃炉ビジネスは広が流と予測される。 一方、ヨーロッパの北海では油田の閉鎖という難作業も本格化する。 日本では1970〜80年代に運転を始めた原発の廃炉がこれから本格化する。 それ行けどんどん時代から、ロシアが撤退しながらナポレオンやナチスに勝ったように、撤収ビジネスは、新規事業にもつながる。 廃炉は英語でデコミッション(decommission)。退役などという意味もあるが、エネルギー業界で「デコミ(decommi)」というと、油田やガス田の閉鎖を指す場合もある。実はここにも「40年」という時代が影響している。 今や世界的にエネルギーの新規投資は化石燃料から再生可能エネルギーにシフトしている。 これからやってくるのが太陽光パネルや風力発電機の風車の「デコミ」である。再生エネ普及で先行したヨーロッパでは、2014年からメーカーによる太陽光パネルを回収・リサイクルが義務化された。 日本もひとごとではない。2012年度に導入された再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、太陽光発電設備が急速に普及した。 環境省の推計によると、太陽光パネルの寿命を25年とした場合の廃棄量は2020年度に約3000トンとなる見通し。2030年度には約3万トン、40年度は約80万トンまで急拡大する。太陽光発電が普及する九州や関東地方を中心に発生するとみられ、2040年度には産業廃棄物の最終処分量の6%に相当する廃棄パネルが発生する。 太陽光パネルは産業廃棄物として処理することができる。ただ、大量に発生するパネルをそのまま処理すれば、すぐに処分場の埋め立て容量の上限に達してしまいかねない。ヨーロッパではメーカーにパネルの回収・リサイクルを義務付けている。環境省は2016年、処分方法などをまとめたガイドラインを公表し、パネルのリサイクルを促している。 そうなると、廃棄パネルは買うのではなく、有料で引き取り、無償提供ソーラーランプができるようになる。 また、世界中で、無料でソーラー・パワーを供給される現在版井戸端会議室ストローベリー・ツリーで充電できるようになる。 これからは、廃棄パネルを有料で引き取り、無償で提供する電気時代もやってくる。 まさに、思考の転換の時代!
by jiten4ujp
| 2017-05-30 19:12
| 経済
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