ポーランドの銀行はクラウドの後ろで群がる。 |
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最近の動きを見ると、本来のモバイル・マネーに向かうのではなく、強引にクレジットカード会社のサービスを組み込み、モバイル・ペイメントに置き換えようとしているようである。
それは同時に、クレジットカード会社が進出していなかった発展途上国だけで、最先端のモバイル・マネーに向かうことになり、技術的には逆転現象になっている。
いずれ、クレジットカード会社主導のモバイル・ペイメントをモバイル・マネーに置き換えときには、大きなエラーの原因を積み込むことになるので、モバイル・マネーへの移行は不可能かもしれない。
これは、クレジットカードの多発窃盗大事件を回避するため、携帯電話に載せ替えただけである。
そして顧客は、自分のお金を使うのに、本来払う必要にないクレジットカード利用手数料を払うことになった。
可哀想なのは顧客であり、現金ならこの手数料は不要である。
顧客が理解しないまま、クレジットカード会社小銭をかき集め続けることにある。
また、それからの利益は、ビザ(Visa)の米国とマスターカード(MasterCard)のEUだけが受け取り、それを阻止しようと中国の国営企業中国銀聯(China Unionpay)ががんばっている。
それに追従しようとロシアも中国銀聯のような組織を急いでいる。
実は、中国銀聯の方が、モバイル・ペイメントから、モバイル・マネーへの移行が容易である。
それが起こると、世界は騒然となることだろう。
意外と早い時期に来るかもしれない。
それが実現すると。中国が世界第1位の経済大国になることだろう。