スペインで最も裕福な公爵夫人が死去した。 |
マリア・デル・ロサリオ・カエタナ・フィッツ=ジェームズ・スチュアート(Maria del Rosario Cayetana Fitz-James Stuart/1926 - 2014)は他の貴族より多くの称号を持っており、ゴヤ(Goya)とベラスケス(Velazquez)による絵画と同様に、宮殿と膨大な量のポートフォリオも所有した。
彼女は木曜日に短い病気の後に、セビリヤ(Seville)の自宅で死去した。
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公爵夫人は3年間の彼女の夫で、彼女より25歳年下のアフォンソ・ディーツ(Alfonso Diez)によって看取られた。
フランスやスペインでは、明らかに遺産相続狙いの結婚は常識である。
例えば、ヌーベルバーグ(Nouvelle Vague/新しい波)と呼ばれる1950年代に、新潮流を代表する作家として注目を集めたフランスの映画監督クロード・シャブロル(Claude Chabrol/1930 - 2010)は、「ヌーヴェルヴァーグの精神的父」と呼ばれた初代編集長アンドレ・バザン(André Bazin)時代に「カイエ・デュ・シネマ(Les Cahiers du Cinéma)」誌で、シャルル・エテル(Charles Eitel)とジャン=イヴ・グート(Jean-Yves Goute)というペンネームを使って映画批評を書き始め、妻の祖母の巨額の遺産を相続して製作会社AJYMフィルムを設立し、監督に転向して、即興演出やロケ中心の撮影など斬新な手法を採り入れ、ヌーベルバーグの初期を担った。
アルバの公爵夫人はスペインで最も古い貴族のうちの1つの長であった。
公爵夫人はギネス世界記録によれば、世界で最も多くの爵位がある人であった。