ソフトバンクが純益で、NTTドコモを初めて抜いた! |
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国内携帯通信で契約者数首位のNTTドコモの純利益(米国会計基準、4647億円)を初めて上回った。
積極的な買収戦略が収益を押し上げた。
ソフトバンクの2014年3月期 決算説明会は2014年05月07日になる。
本業のもうけを示す営業利益は1兆1000億円弱(前の期は7450億円)と従来予想の1兆円を上回り、過去最高を更新したようで、前期決算を既に発表した企業と比べると、携帯通信のNTTドコモ(8191億円)、KDDI(日本基準、6632億円)のほか、ホンダ(米国基準、7502億円)、日本たばこ産業(国際基準、6482億円)といった製造業の大手各社を上回る水準となる。
以前にも書いたが、スマートフォンの弱点は、オンライン・ショッピングに対応できないことで、FacebookやTwitterには便利だが、本当にコンテンツで利益を追求するとなると、スマートフォンでは限界があり、さらに今話題になり始めているiWatchでは、さらに期待できない。
そこで注目されるのがタブレットとWi-Fiの組み合わせになる。
この方が、通信料で稼ぐより、数倍利益が期待できる。
また、オンライン・ショッピングには、最重要課題であるモバイル・マネー・ユーザーの開拓にも大きく影響してくる。
つまり、通信量で利益を稼ぎだそうとして、肝心のコンテンツでの利益を見失っているのでは、将来的に厳しくなる。
モバイル・マネー事業を銀行やクレジットカード会社などに乗っ取られたら、携帯電話事業者の未来はない。
以前、ソフトバンクがモバイル・マネー事業者と組かけかけたときには、つい孫正義がぼけたと言ってしまった。
それは以前、植松が生きていた頃、孫正義が間違えたら、怒鳴ってくださいと言われていたからである。
ソフトバンクというモバイル・マネー銀行が現実化する時があることを期待する。
ボーダフォンはすでに、そこに向かって猛進している。
そこにはモバイル・ペイメントを最終ゴールにしようとしているクレジットカード会社に踊らされている米国の携帯電話事業者は参戦できていない。
それは、米国のQualcomm社が開発したCDMAと欧州電気通信標準化委員会が制定したGSMの戦いで、GSMが完勝した二の舞になりそうな予感がする。
KDDIが乗り遅れた原因は、CDMAであったことが大きく影響している。
モバイル・マネーも同じような動きになり始めている。
少し気になるのは、テレフォニカも参戦できていないことである。
モバイル・マネー事業者は、いずれ携帯電話事業者、銀行、クレジットカード会社の戦いの現場では、アシスタント程度に成り下がり、主導はできない。
とくに開発が激しいときには、一見モバイル・マネー事業者が先頭企業のように勘違いすることもあるようだが、現実はそれほど甘くはない。
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