アジア経済ニュースNNA ASIAは2017年10月17日に、韓国の地場酒類大手のハイト真露(하이트 진이슬/HiteJinro)は、賃上げ交渉決裂で同社の労働組合がストライキに突入したため、国内6工場のうち4工場の生産を中断すると発表した。
焼酎「チャミスル(참이슬)」やビール「フィールライト(Filite/필 라이트)」の流通在庫は少なく、生産中断が長期化すれば流通業にも大きな影響を与える恐れがある。
ハイト真露は昨年、1,240億ウォンの営業利益を計上したが、今年上期はビール事業の赤字などで75億ウォンの営業黒字にとどまっている。ビール事業は2014年から赤字が続いており、今年も通年で赤字となれば、工場を1カ所売却する計画をしている。