インドで発見の藻類化石は、世界最古の多細胞植物か? |
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2017年 03月 16日
AFPは2017年03月15日に、インドで見つかった16億年前の化石2個に紅藻類が含まれているとする研究論文が、2017年03月14日に発表されたと報告した。 これらは地球上で発見された最古の植物状生命体の可能性があるという。 米国のオンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に掲載された研究論文によると、これまで知られている中で最古とされていた紅藻は、12億年前のものだったという。 複雑な生命体が地球上に現れた時期をめぐり意見が割れることは少なくないが、約6億年前に大型の多細胞生物が広く分布するようになったという点で、専門家の見方はおおむね一致する。 論文の主執筆者で、スウェーデン自然史博物館(Swedish Museum of Natural History)のステファン・ベングトソン(Stefan Bengtson)名誉教授(古動物学)は、「従来考えられていたよりはるかに早い時期に『肉眼で見える生命体の時代』が始まったと思われる」と述べ、今回の発見が系統樹の書き換えにつながる可能性があることを指摘した。 分析対象となるDNAは、化石内に残っていない。だが、16億年前のインドのリン灰岩内部にある「ストロマトライト」と呼ばれる単細胞の藍藻(シアノバクテリア)類の化石層に、紅藻と構造的によく似た物質が埋め込まれていた。 そういえば、岐阜県赤坂金生山で、約2億5000万年前の地層から見つかるウミユリの化石もこれに似ている。
by jiten4ujp
| 2017-03-16 11:15
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