イタリアのピエトロ・バドリオ首相が、連合軍にへの無条件降伏を受諾。 |
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2017年 02月 27日
1943年07月15日に、バドリオ元帥が閣僚名簿を首相に奉呈し、クーデターの決行を国王に訴えたが、情報の流出をおそれたビットリオ・エマニュエル国王(King Vittorio Emanuele)は留保した。 国王が懸念通り、この会見はたちまちドイツ側に漏洩し、ヒトラーは大使と国王の義弟にあたるヘッセン公フィリップ・フォン・ヘッセン(Philipp von Hessen/1896 - 1980)を召還して情報収集に当たった。 情勢の切迫を知ったヒトラーは自らイタリア訪問を行う旨をイタリアに通告し、1943年07月19日にトレビゾ空港でムッソリーニと会見した。当初ヒトラーはムッソリーニに国王を排除させ、より強力な独裁権力を確立させるつもりであったが、ムッソリーニが予想以上に衰弱していたため会見でそのことにはふれなかった。 1943年7月24日午後5時、ファシズム大評議会に複数の「重大事項」が提出され、1943年7月25日午前2時に、イタリア極右の独裁者ベニト・ムッソリーニ(Benito Mussolini)は政権を剥奪することで可決され、統帥権と独裁権を国王に返還する雄大協議会(Grand Council)の提案が多数決で採択された。1943年07月25日にムッソリーニは、ビットリオ・エマニュエル国王と話した後、反論もしないで逮捕され、ポンツァ島(isola di Ponza)に監禁された。ビットリオ・エマニュエル国王が連合国側と締結していた休戦協定を発表し、イヴァノエ・ボノーミ(Ivanoe Bonomi/1873 – 1951)元首相がムッソリーニ更迭後の組閣名簿を作成した。 ピエトロ・バドリオ(Badòglio, Pietro/1871 - 1956)元帥が首相に任命された。 ヒトラーはバドリオ政権を敵と断定し、エルヴィン・ロンメル元帥をギリシャから呼び戻した。 午後10時45分にムッソリーニの辞職とバドリオの首相任命を伝える国王の声明と、バドリオが全権委任を受けたという声明が全国放送された。 休戦の発表日と、空挺師団の派遣は1943年09月08日と合意されていたが、1943年09月07日の午後9時30分になってカルボーニ将軍が停戦の延期と空挺師団派遣の中止を申し入れ、その旨を記したバドリオの電文を示した。 連合軍側は停戦延期は不可能であると反論し、バドリオ政府側に停戦発表を予定通り行う旨を通告した。これをうけてバドリオ政府は閣議を行ったが、結論が出ないうちに午後6時30分を迎え、イタリアの降伏受け入れと停戦受諾を伝えるドワイト・D・アイゼンハワー(Dwight David Eisenhower/1890 - 1969)将軍のアルジェ放送が行われた。さらに6時40分にはバドリオ声明案の英文を放送させ、イタリアの降伏受諾は事実となって全世界に知られることとなった。 1945-04-29---ムッソリーニの遺体が、ミラノの広場に吊された。 1943-10-13---イタリアのバドリオ首相はドイツに宣戦布告をした。 1943-07-28---イタリアのバドリオ政権が、ファシスト党の解散を布告。 1943-07-25---ムッソリーニが、政権を失ったとき、
by jiten4ujp
| 2017-02-27 20:58
| 戦争と平和
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