伝統を誇るモスクワのボリショイ・バレエ団の一行54人が1957年08月23日に、特別機で羽田に到着した。
モスクワのボリショイ・バレエ(Bolshoi Ballet)団の海外公演はロンドンに次いで2度目で、1957年08月28日に東京の新宿のコマ劇場で世界的プリマ、レペシンスカヤ(Olga Lepeshinskaya)が踊る「春の水」や「白鳥の湖」第2幕、「ワ ルプルギスの夜」「シンデレラ」「ドン・キホーテ」などを上演して、本場の踊りは観客を魅了し、その軽快な跳躍に超満員の客席から拍手の嵐が起こった。
同時に、バレエ関係者に力の差を見せつけて衝撃を与えた。1957年09月03日からは大阪宝塚大劇場で、躍動的な『白鳥の湖』『春の水』を上演した。