柄井川柳が、最初の万句合を興行した。 |
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2016年 11月 26日
俳号(雅号)柄井川柳(本名:柄井八右衛門/Karai Senryu/1718 - 1790)が1757年10月07日(宝暦07年08月25日)に前句付の点者(選者)として無名庵川柳と号し、最初の万句合を興行している。 <a href="http://time-az.com/main/detail/57778">http://time-az.com/main/detail/57778</a> その後毎月5のつく日に3回、句合を興行している。 1762年11月30日(宝暦12年10月15日)に句合には総句1万句を超している。 1757年10月07日(宝暦07年08月25日)から死ぬまで足掛け33年間に260万句に及ぶ寄句を集め、当時の前句附点者の中でも際立った人気を集めた。 この川柳の号は、長男が二代目川柳を継承、三男が三代目川柳を継いだといわれ、血筋による川柳号継承は三代目までで、四代目川柳以降は、川柳の有力指導者が継承、六代目からは柳風会により宗家として継承され、十四代目以降は、個人の作家が雅号として継承し、十五代目脇屋川柳まで受け継がれている。 初代川柳の妻女は「めやなぎ(女柳)」として『誹風柳多留』に現れる。逸話として、1894年の「新編歌俳百人選」に、「天人は小田原町を覗いて居」の句意が判らず川柳が困っていたところ、日頃より浅草寺の信心に厚かった女柳が、この謎句を解いて助けたということが記されている。 誹風柳多留21篇に女柳追善句合(天明6年3月27日開キ)は、女柳の川柳風内での存在の大きさを示している。 単なる名主の細君ではなく、川柳点の活動におおきく係りをもっていたのではないかと想像される。 「めやなぎ」は「かわやなぎ」の配偶者の意味と思われ、定まった俳号とは考えられない。1786年3月16日(天明06年02月17日)没。微妙院浄信法性信女。
by jiten4ujp
| 2016-11-26 21:36
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