文部省が、欠食児童が20万人超と発表。 |
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元国税調査官の大村大次郎が、日本の歴史を「お金」から読み解いた1冊『お金の流れで読む日本の歴史』(ISBN コード : 9784041032206/KADOKAWA/中経出版サイズ : 四六判)で、戦前の日本は、現代以上の格差社会だったと紹介している。
それが、「戦争を歓迎する」という日本国民の考えの土壌になったと分析している。
日本は明治維新後、急激に工業化をすすめたが、国全体を見れば、「貧しい農村社会」だった。
もともと江戸時代の人口の9割近くが農業をしていたので、改善はそれほど容易ではなかった。
そして昭和09年には東北地方が冷害で不作となり、農村はまた大きな打撃を受けた。
農村では学校に弁当を持って行けない「欠食児童」や娘の身売りが続出した。
一家心中も多発し、社会問題となっている。
昭和06年の山形県最上郡西小国村の調査では、村内の15歳から24歳までの未婚女性467名のうち、23%にあたる110人が家族によって身売りを強いられたという。
警視庁の調べによると、昭和04年の1年間だけで東京に売られてきた少女は6130人だった。