富士山で、貞観噴火が発生。 |
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この噴火は、富士山の貞観噴火といわれ、866年(貞観8年)まで続いた。
この噴火では、大量のマグマを噴出し、溶岩流がふもとの地形を変えてしまうほど大規模なもので、数箇所から真っ赤な溶岩流があふれ出し、2か月以上に渡って扇状にひろがり、ふもとの湖にも流れ込み、西湖と精進湖ができたと言われている。
貞観噴火で流れ出た溶岩は「青木ヶ原溶岩」と呼ばれ、約3000ヘクタールの原生林「青木ヶ原樹海」はその溶岩のうえに発達した大森林で。そこには今も溶岩洞窟が多く、富岳風穴、鳴沢氷穴などの溶岩流の周囲が冷え固まった後に、まだ溶けていた内部が流れ去ってできた空洞の溶岩トンネルや、溶岩が樹木をとりこんで固まり、取り込まれた樹木が燃えて空洞になった溶岩樹型がある。