日蓮が前執権北條時頼に『立正安国論』を献進。 |
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実は、前年にも『守護国家論』を記述いていたが、政治・宗教のあるべき姿を当時の鎌倉幕府の事実上の最高権力者である北条時頼に提示するために、駿河国実相寺に籠って執筆し、その後に、この書を持参して、実際に時頼に提出している。
その中で、相次ぐ災害の原因は人々が正法である法華経を信じずに浄土宗などの邪法を信じていることにあるとして諸宗を非難し、法華経以外にも鎮護国家の聖典とされた金光明最勝王経なども引用しながら、このまま浄土宗などを放置すれば国内では内乱が起こり外国からは侵略を受けて滅びると唱え、邪宗を滅ぼし逆に正法である法華経を中心とすれば国家・国民(「立正」)も安泰となる(「安国」)と説いた。
これは、まさに日蓮のアポカリプス(apocalypsis/Απōκάλυψις/黙示録)である。
ただし、このような文字で書かれたものをどう読み解くかで、内容が大きく異なる。
その典型がノストラダムスで、俗っぽすぎて、信頼されなくなっている。
とくに偶然と、宗教をつじつま合わせをすると、突然怪しくなり、それを信じてしまう信者は、ほとんどが洗脳の結果である。
日蓮関係から、『立正安国論』を全て無視すると、何がなのかなのかもしれない。
私は手元にマルチン・ルターのアポカリプスを持っているので、趣味で読んでいたが、どんなふうに理解するかで180度違ってしまう。
マルチン・ルターが、現代まで当てはまるように書いたというのは、信じられない。