アップルの異常な異変?! |
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55歳の米国のアップルCEOティム・クック(Apple CEO Tim Cook)はWDC(Worldwide Developers Conference/世界的開発者会議)で2016年06月13日に、5000人の参加者を前に話し始めた。
ただし、この日の説明は基本ソフト刷新など既存プラットフォームの小幅改善に終始し、「過去の話が多くなり、かつての大胆さが消えた」と出席者に印象づけたと報告している。
2016年01月中旬、アップルに部品を供給する日本メーカーの本社会議室で、シリコンバレーを結ぶビデオ会議でアップル担当者が発した言葉「昨夏お願いした設備増強を今すぐ止めてください。早急にキャンセル費用の見積もりを出してください。」に、その場は凍り付いた。
1月に始まった「iPhone6s」の減産は、前年比3割に及んだ。
前作「6」とパネルサイズが同じで、機能差も大きいといえず消費者に違いを打ち出せていなかったのが原因であったと言っている。
iPhoneを超えるような製品は久しく生まれていない。
2016年05月02日に、テレビ番組に出演したクックは今秋発売の次期iPhoneについて、「それなしで生きていけないと思うほどの機能が新モデルに加わる。」と、語った。
だが部品メーカーに伝えている生産計画の数量は現行モデル並みで、驚きを求める消費者の期待に新製品で応える「アップルモデル」は行き詰まっている。
最後に、液晶から有機ELパネルの移行に関して、デザインの自由度が高まる有機ELパネルに着目したが、その調達を巡り、今春から韓国サムスン電子と交渉が続く。「資金を出すので当社向け専用ラインを造ってほしい」。というアップルの要請に、サムスンは、「専用ラインをつくるより、適正価格で買い取ってほしい」と、拒絶する姿勢を見せた。
有機ELパネルの世界市場をほぼ独占するサムスンの交渉力は強い。
圧倒的な購買力を背景に「イエスかノーか」と迫ったアップルの部品調達も変わりつつある。
しかし、アップルに、隠された残りの手はある。
ただし、iPhoneを超えるような製品は、ティム・クックには無理かもしれない。
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