青く深い海の精霊フリーダイバーの33歳のギョーム・ネリー。 |
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彼は、「ぼくが豆腐を食べて、ヨガをしているとみんなが思い込んでいるが、フリーダイバーをそういうものと決めつけるのは変だ」と語る。
ギョーム・ネリーが型破りなのは、夢を追求しつつ、ダイビングで生計を立てられるビジネス・モデルを賢く構築した点である。
ギョーム・ネリーはフリーダイビングの世界記録を4回更新し、最高は125mで、2011年には世界選手権で優勝した。ダイビングで経済的自立は無理との意見をよそに、ネリーは個人会社「ブルー・ネリー(Blue Nery)」を立ち上げた。「今は自分の映像で生活している。」
ギョーム・ネリーは妻とともに、潜水映像の制作会社「レ・フィルモングルティ(Les Films Engloutis)」を軌道に乗せている。
2010年制作の『Free Fall(原題)』では、ギョーム・ネリーが世界で最も深いとされるバハマの海底洞窟「ディーンズ・ブルー・ホール(Dean's Blue Hole、深さ202m)」に潜る様子を捉えた。この作品はネット上で2200万回再生され、同社に年間13万ユーロ(約1800万円)もの売上高をもたらしている。
なぜ、フランスは多くのフリーダイバーのスターが生まれるのか?