エイズ・ウイルス株「O」と「P」の起源は、ゴリラと判明した。 |
これでAIDSの流行の主要な原因となっている4グループのHIV株について、すべて起源が判明したことになる。
http://time-az.com/main/detail/49687
IRD(Institut de Recherche pour le Développement/フランス開発研究所)のウイルス学者、マルティーヌ・ペータース(Martine Peeters)とフランスのモンペリエ大学(University of Montpellier)が率いた研究の結果が、2015年03月02日のPNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences/米科学アカデミー紀要)に掲載された。
報告によると、AIDSの流行の主要な原因となっているHIV(HIV-1)の株には、M、N、O、Pの少なくとも4グループがある。
この4グループはそれぞれ別の機会に、類人猿から人間に感染した由来がある。
このうちグループMとNについては、カメルーンのチンパンジーに由来することがすでに知られていたが、グループOとPの起源はこれまで不明だった。