堅固なISの基盤確立の教訓は、米軍の戦略。 |
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「ISIS: Inside the Army of Terror(ISIS:テロの軍隊の内幕)」の著者らは、イスラム国の戦闘員や構成員数10人と話し、ISの何が魅力なのか、また数々の残忍な戦術をどのように正当化しているのかを聞いた。
著者の1人で、AFPの電話取材に応じたシリア生まれのジャーナリストであるハッサン・ハッサン(Hassan Hassan)によると、ISが掲げる宗教的信条の中には幅広い層のイスラム教徒に共有されているものが幾つかあり、それを理解することが肝心だと言っている。
「イスラム国は、自らをイスラム教の終末思想に基づく運動と位置付け、この世の終わり、預言者ムハンマドの後継者で、預言者の代理人、イスラム国家の指導者で、最高権威者カリフ(Caliph/خليفة)による統治の復活、カリフ制国家による世界征服を唱えている。こうした教義は、異端どころか主流そのもので、中東を中心に世界中のモスクで説かれている。」UAE(United Arab Emirates/アラブ首長国連邦)のアブダビ(Abu Dhabi)在住でシンクタンク研究員でもあるハッサン・ハッサンはこう指摘し、ISはこれらの教義を取り込んで、より注目を集めるようさまざまな戦略を展開していると述べた。
著者らはまた、ISはかつてイラクに君臨した独裁者サダム・フセイン(Saddam Hussein)の権力基盤バース党(Baathist)による復讐だとしている。新著によれば、 ISの政策決定者の大半は、フセイン政権時代に軍や治安部隊に所属していた者たちだと言っている。
つまり、サダム・フセインのお化け組織であった。
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イギリスでは、Kindlw版が£4.31で、ペーパーバック版がが£9.13である。
発売は、米国では2015年02月17日で、イギリスは2015年02月19日になっている。