巨大な「子どもの肖像」で米国無人機攻撃に警鐘。 |
http://time-az.com/main/detail/44955
「NotABugSplat(つぶされた虫ではない)」と銘打ったこの企画では、論争の的となっているパキスタン北西部カイバル・パシュトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州での一連の米国無人機攻撃で両親を亡くした少女の写真を使い、草原に設置された巨大ポスターの写真が公開された。この写真自体もまた、小型のヘリコプター型無人機を使用して上空から撮影された。
「bug splat(つぶされた虫)」とは、米国の無人機操縦士らが、ビデオカメラを通して攻撃による犠牲者がどのように見えるか言及するために使用しているとされる言葉である。
イギリスの非営利団体「BIJ(Bureau of Investigative Journalism/調査報道局)」は、こうした攻撃によって少なくとも2296人と一般市民416人が死亡し、このうち少なくとも168人は子供だったと発表している。
しかし、無人機攻撃の支持者らは、この死者数を疑問視するとともに、イスラム武装勢力「TTP(Tehreek-e-Taliban Pakistan/パキスタンのタリバン運動)」のバイトゥッラー・メスード(Baitullah Mehsud)司令官やハキムラ・メスード(Hakimullah Mehsud)司令官などの重要人物の殺害は、無人機攻撃によって成功したと指摘している。
難しい問題で、タリバンとアルカイダは、一般市民を盾にしてくることもある。
パキスタン北西部カイバル・パシュトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州のGoogle Earthポインター情報
34°57'09.4"N 72°19'52.0"E
または、
34.952619, 72.331114